【 書籍・論文 】入社してから読んでみた書籍たち。

最初に読んだ本はこちら。平飼い養鶏の概要や著者の志、詳細なデータや取り組みなどが紹介。
こちらの本には状況別別に原因分析や対応策が記載されている。
この本では養鶏農家のご苦労を実感。特に害獣対策の大切さが印象に残る。

読書も鶏も大好き、養鶏部の岸本です。

入社後読んだ本や永光社長に教わる事の他、日々鶏の様子観察で感じる事疑問に思う事、本当に様々です。家禽としての養鶏の歴史、習性やしぐさの意味、鶏病や獣害の概要や対策、自家配合飼料の内容や比率の意味や栄養や効能、鳴き声や鶏群の様子からみる鶏たちの感情や落ち着き具合など、様々なことを日々体験し学んでいます。

最近は疑問点をネットで調べ養鶏部の丹野さんと共有したり。いろんな論文が気軽に読めるネットはやはり便利です。

『鶏の産卵成績と卵質に及ぼす草地への放牧効果』西日本畜産学会報 琉球大学農学部

『鶏卵の品質ー消費者の嗜好性と鶏卵の利用性の側面から』岐阜女子大学

『平飼い養鶏およびケージ飼いにおける生産性および卵質の比較検討』静岡県中小家畜試験場研究報告 ISSN 09146520

『ワクモ(Dermanyssus gallinae)の現状と対策』 鶏病研究所 ISSN 0285709X

『ニワトリにおける卵生産過程とそのしくみ』日本鳥学会誌 日本家禽学会名誉会員 今井清氏

読んでみると他にも興味関心、疑問がたくさん!

産卵(放卵)時間の傾向とその理由、日の出日の入りにおける鶏の視床下部のホルモン分泌、殻質の違いの背景とその対策など、関心がつきません。鶏たちが快適に元気に安心して暮らせる平飼い環境の維持改善のためにも、たくさん学んで鶏たちに還元したいです。

鶏もお客様も関係企業様もですが、声なき声によく耳を傾け、相手のニーズに沿い効果的なタイミングでアプローチをする、そのためのアセスメント、ケースワーク、フィールドワーク、コミュニティワーク、ソーシャルアクション…。現場でよく人や物や鶏をよく観察し様々な声を聴くことが、現状把握、分析、改善の大事な出発点かと思います。

日々の業務で試行錯誤しながらも、これからも頑張ってまいります。

養鶏部 岸本

この記事を書いた人

岸本
岸本養鶏スタッフ
食べる事と動物をながめる事が好きな養鶏部スタッフ。趣味は写真。

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